瀬戸内芸予諸島 Granstream



夏季休暇にGranstreanmツアーに参加してきました。
当初は隠岐諸島予定でしたが、天候悪化により瀬戸内芸予諸島(げいよしょとう)に変更になりました。
瀬戸内芸予諸島は、村上水軍の本拠地としての名を馳せ、本州四国連絡橋の尾道~今治ルートは「しまなみ海道」として全国的に有名なエリアです。

隠岐諸島予定だったので、集合場所は水木しげる先生の出身地で有名な鳥取県境港です。
鬼太郎の右手辺りの地図が隠岐諸島です。
ところが台風9号で、隠岐諸島へのフェリーが欠航。
さらに台風の速度が遅く、数日に渡り影響が生じそうで作戦会議となりました。
作戦会議の結果、漕げそうな瀬戸内海に移動となり、尾道へやってきました。
2年前のグランストリーム瀬戸内ツアー参加後に、尾道来てるのです。
読み返すと「おのみち=おのまちこ」我ながらアホです^ ^;
http://masa-log.net/archives/9226
急遽変更で下調べしてなかったのですが、復習も兼ねこのエリアを調べてみました。
なんと島の多いことでしょう。
村上水軍の本拠地にて、潮流が多く速いです。
大瀬さんから、出艇前に説明を受けますが…とてもソロでは漕げそうにありません。
島々が多いだけに、立派な橋が多いです。
なんか凄い船ありました。
後日調べると、アメリカ海軍 貨物弾薬補給艦 USNS CARL BRASHEAR、有名な歴戦の軍艦で通常、横須賀米軍基地に待機してるようです。
ここには補修のためにやってきたようで、米軍の軍艦を補修する芸予諸島って凄い!
潮流を乗り換えるため、ここで潮待ちです。
大瀬さん曰く、電車を乗り換えるイメージだそうです。小さな潮流から、大きな潮流に乗り換えのため、丸ノ内線から山手線に乗り換えって感じかな。
潮流乗り換え地点です。潮流の交差点になっており、流れがぐっちゃぐちゃ。
遠くに川のように流れる本流の潮流が見えます。
潮がぐっちゃぐちゃなだけに、小さな渦潮が多数ありました。
潮流乗り換え初体験なだけに、ドキドキモノでした。
本流に乗ると、遠くに見えた橋がぐんぐん近づいてきます。
初日のGPSログより、この潮流区間は20kmから26kmの範囲で、
速度はMax12km/s、平均10km/sと驚く速度です。逆潮だったら進めないのでしょうねぇ~。
この潮を利用して、村上水軍はゲリラ戦をしていたのでしょうか。
橋が架かってるとこは、海峡が狭いところなだけに、流れが速く少々ビビりました。
この辺りの防波堤は、石積みばかりで村上水軍を思わせるような光景でした。
数日間のツアー予定でしたが、翌日から大雨予報にて線状降水帯発生との事で、芸予諸島の島々を一周して戻ることになりました。
水路があるのですが、島々が重なって目測できません。
正面に橋が見えると、水路があるであろうと判読できます。
ちなみにこの写真には、4つの島が写ってます。
水上交通の街なだけに、航海の安全を見守るお地蔵さんがありました。
島から尾道への通勤・通学への足となっている渡し舟の港です。
橋がある風景も見慣れてきました。
亀の首地蔵、由来があり有名なお地蔵さんでした。
お暇な方は、ググってみてください。
海から社まで一直線になっていて気になった高根八幡神社。
※街案内HPよりDLしました。
この辺りに造船所が多いのですが、水路が複雑で船のトラブルが多発し、造船技術が長け造船所が増えたそうです。
村上水軍の名残りを感じ、今も昔も船の街なんだと実感しました。
遠くにマリックスライン社の客船が見え、大瀬さんが奄美大島~沖縄に移動の際に乗船しているとのことでした。
マリックスライン社の新造船クイーンコーラルクロスのようです。
https://marixline.com/?p=3825
奇麗な夕日が出て、ホントに雨降るの?って思いましたが、
案の定、翌日からはとんでもない大雨となり、琵琶湖に移動し合宿となるでした。
今回ご一緒しましたエイスケさん。お世話になりました。
水道橋のBASE CAMPオーナーです。
フジタカヌーのALPINA-1 480にて参加されておりました。
グランストリームでは、国産フォールディンカヤックのお客さんも増えているそうです。

天候により、瀬戸内芸予諸島を漕ぐことになりました。
瀬戸内ならではの、島々を渡るアイランドホッピング、潮流に乗って移動するルートの難しさ、船の文化が残る風情のある街並み、一泊だけになりましたが瀬戸内カヤックの面白さを垣間見たように思いました。
グランストリームで真夏の瀬戸内ツアーは初との事でしたが、台風の影響で気温が低かったのは幸いでした。
次回こそは「村上海賊の娘」読み直してから漕いでみたいです。
主人公「景」の宿敵となる、織田勢水軍の将「眞鍋七五三兵衛(まなべ-しめのひょうえ)」の闘いぶりが圧巻で、銛を投げれば数人串刺し、一太刀振れば首5つと腕10本ぶった斬る、もはやターミネーターです。
カヤック漕いでる方なら、キャストは想像つきますよね~。

3 comments

  1. kaz says:

    初めてのコメントします。
    フェリー欠航って8/9乗船予定でしたか?
    私は8/8七類発のフェリーに乗船予定でしたが、境港市まで来て天気予報とにらめっこ。
    フェリーは運行してましたけど乗船直前にキャンセル。
    島根半島の野波でお茶を濁しました。でも1時間程度で豪雨に見舞われ撤収。
    出雲大社にお参りして、台風9号に弄ばれながら一目散で帰京しました。
    台風が来なければ、masaさんやツアーの皆さんともお会いできたかと思うと残念です。

    島前を一週間かけて回る予定でした。
    天気予報は、正常性バイアスのフィルターを最大効果にして見てました。
    島渡りしてたらテント泊の日は悲惨だったでしょう。

    ソロは一旦決断すれば迅速に対行動できますが、代替案の知見がなかったりが弱点ですね。特に潮流の早い瀬戸内海は、三浦半島ベースの自分には敷居が高くて候補にも上がりませんでした。

    • masa says:

      kazさん
      はじめまして。書き込みありがとうございます。
      9日のフェリー予定でした。
      グランストリームの大瀬さんが、代替え案をいくつか考えてきてくれており、瀬戸内海の海図を持参されておりました。
      自分には海図からも、しまなみの複雑な潮流は読み取れませんでした^^;
      三浦半島ベースだと、今度お会いするかもしれません。
      普段は黄色いカレント2という、4mぐらいの小さいカヤックで漕いでる時が多いです。
      今後共宜しくお願い致します。

  2. kaz says:

    普段は3分割の黄色いショアラインに乗ってます。もし見かけることがありましたらお声がけください。

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