三浦半島一周一泊漢旅vol.3「2日目編」



三浦半島一周、後半戦の二日目です。
まさかのハプニングがあり、まさかのゴールを迎えるのでした。
漕ぎに漕いだ濃い~くて、男くさ~い思い出に残る二日間となりました。

ルート

二日目は約25キロ前後。昨日の荒波40キロオーバーから比べれば屁のカッパです。
午前中は向かい風予報で、午後から風なし予報。
向かい風によっては、風待ちしても十分に漕ぎぬける距離です。
おはようごぜーまーす。
宮川湾は、難所となることを予想していました。
難所の名は「ザッ二日酔い」
Tさん、なっなんと!朝からお盛んな、男の中の漢は精力もラオウ並?
と思いきや、昨夜酔っ払って歯磨きしてたら、こんなことになっていたそうな。
先輩、朝から盛り上げてくれます^^
逗子海岸に向けて出艇です。Tさんが珍しく出艇に時間を要してました。
その隙に、ちょっとでも進んでおこうとセイル張って城ケ島まで時速8キロ以上で横断です。
しかし、Tさんすぐに追いついてしまう。いったいどんなスピードで漕いでるのですか?
男の中の漢は、逆風をもろともせず爆走してきます。
向かい風ではセイルは使えず、城ケ島からは漕ぎ抜きました。
こんな感じで向かい風の水平線の中、三戸浜、長浜沖を横断してきました。
最初の目標及び休憩地点の荒崎。あれっTさんいないなぁ?と思ったらひょっこり現れました。
荒崎の上には、公園があり相模湾を一望できます。
諸磯崎から、ずいぶん漕いできたものです。
休憩終了し後半戦に備え準備してたら、
Tさんの友人Kさんがカーボンウィスパーを見て、立ち寄ってくれました。
三浦で漕がれてるそうなので、今後共宜しくお願いします。

後半戦
Tさんと相談し、
目標物:赤白の建物
ルート:佐島沖から海岸沿い

後半戦は、向かい風も微風となり、時速7キロぐらいで巡行です。
しかし、Tさんは8キロ以上で巡行し目標物めがけて疾走です。ルートの佐島には寄りそうにありません。
二人の間に漁船が通過し、船待ちしている間にTさんを見失いました。
小田和湾横断中。
凪になってきて余裕がでてきたので、ウミネコさんに声掛けたり、歌唄ったりしてパドリングしてました。
「いくつの海 隔てていたとしても、いつだって支えている
恐れずに前へ、忘れないで、ウィファイトゥギャザ~」
目標物:赤白の建物近づいてきました。
目標物:赤白の建物に到着。
見渡せど、Tさんどこにも居ない。また、ひょっこり現れるかと思い、しばらく待つも現れない。
海況も良くTさんスイッチ入ってしまったようだから、シーカヤックマラソンの練習も兼ねて葉山辺りまで疾走かな。
Tさんどこで待ってかな?マイペースで漕いで行こう。
この辺りが、三浦エリアと葉山エリアの中間で未踏の地でした。
お洒落な別荘エリアです。
地図とにらめっこしながら、長者ヶ崎が見えてきました。
あれを超えれば葉山です。
葉山公園の目印「小磯の鼻」が見えてきました。
やっほぉー、知ってるエリアに入りました。この辺りにTさん待ってそう♪
葉山公園沖
ここにもTさんいない。ゴールまで疾走かな?
さすが男の中の漢、ブっ切れてんなぁ。スキーの師匠こと赤いカレントのK先輩もブっ切れてるけど、Tさんもキレてるね~と変な感心しながらゴール目指しました。
この辺りで口ずさんでいた歌
「もう逢えないか~もしれない~
Tさん逝っちゃったぁ~、あなたは世紀末の覇者になったぁ~」
中学校の頃、菊池桃子の下敷きにチューしてたっけなぁ。
ついに葉山エリアの象徴、裕次郎灯台が見えてきました。
いったい何本の灯台を見てきたのだろう。最後の灯台見えたら感動したのか、なぜかチクビが立ってしまい、
パドリングすると、びしょ濡れTシャツに擦れて痛い。
チクビ落ち着くまで、灯台で休憩してました。
本名は、葉山灯台なのね。
ついに、逗子海岸が見え感動の「ゴーーーーール」
2日間でけっこう漕いだもんだ。
記念写真パチリ。
Tさんどこにいるんだろ?
逗子海岸を探してもいない?
電話みると、Tさんから着信履歴あり。
急用でもあって先に帰ったかな?電話してみると
なっなんと!自分を見失って佐島付近で探しており、荒崎まで戻ったとのこと。
大変申し訳ございません m(_ _)m、てっきり先に行ったのかと…
夢中で漕いで、携帯を見るという行為をすっかり忘れてました。
Tさんがラオウなら、自分は北斗兄弟、最低最悪、嘘つき裏切り者のジャキです。
ブッ切れてたのは自分でした。
本当に申し訳ございませんでしたm(_ _)m
何が起きたかと申しますと、
Tさんは目標物に向かったように見えて追っていたのですが、佐島沖でルート通り海岸線を漕ごうと待っていたそうです。
気づかずに人参ぶら下げられた馬の如く、目標物に向かって真っしぐらと沖の方を漕いで行き抜かしてしまったのです。
その後Tさんは、佐島付近から14.5キロあるだろう距離を、1時間10分ぐらいで漕破してしまいました。
時速10キロ以上で巡行してきたことになります。
「葉山のラオウ伝説」として後世に語り継がれるでしょう。
ちなみにTさんの総距離は、73.6kmだったそうです。本当に申し訳御座いません。
これからTさんウィスパーは、尊敬の念を込め、
世紀末覇者ラオウの愛馬である「黒王号」と呼ばせて頂きます。
撤収作業してたら、ナイスな外人さんがおりました。
なんと斬新なカヤックの運び方でしょう♪
最後の難所が、新逗子駅までの徒歩。
1キロ以上あり二人ともヘロヘロパーになるのでした。
無事、電車に乗れ八景島に向かうのでした。
それにしても、これだけ漕げる舟が畳んで電車で移動できてしまう機動力は凄いです。
フェザークラフト再開して欲しい。
日が暮れる頃、金沢八景駅に到着し三浦半島一周は無事終了しました。
ここ近年まれにない濃い~充実した二日間となりました。

Tさん、お付き合いありがとうございました。
少々おかしな自分ですが、アホな後輩だと思って今後ともよろしくお願いいたします。
左右ロールと時速8キロ巡行でき、ジャキからトキぐらいにレベルアップしたら、
今度は伊豆半島一周でもチャレンジしましょう。
最後は珍道中となりましたが、思い出に残るカヤックの旅となりました。

4 comments

  1. westylife says:

    すごいですねー自分からは行こうと思わない距離です。
    でも自分の限界が知ることができていざってときこの経験が支えになるかもしれないので
    やってみたい気もします。
    あんまり激しい運動すると血尿出そうで(笑)

    • masa says:

      関東に引っ越してきたら、やりましょうか。
      海況さえ良ければ、ダラダラ漕いでも一周できてしまうと思いますよー。

  2. T@飯能 says:

    そんなに速く漕いでませんよ ^^;
    ともあれ、情けないオチをつけてしまって申しわけありませんでしたm(_ _)m
    小田和湾でちょうど昼時だったので、佐島バーガーの引力にに軌道を歪められてしまったようです。
    いえ、こっそり上陸して食べた訳じゃないです。本当です。

    楽しいツーリング、ありがとうございました。
    また、企画お願いします。

     

    • masa says:

      お疲れ様でした。
      いやいや、かなり速かったと思います。
      佐島バーガー気になります。
      時間ある時、下見行ってきまーす。

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