横君こと横は、フェザークラフト艇のケーライトも持っており、自分と海を漕いだことあるそうなんですが、全く覚えてません。
カミさんに、オレって横と海漕いだっけ?聞いたら漕いだことあるよ。と懇切丁寧に説明され思い出しました。
ちょっと波立つと「オレもう恐ぇっす!漕げません!」と言い出し、ナメタロウ→ナキタロウに変わるのです。
よって、数百メートル程度しか漕いでおらず、漕いだうちにも入らないため記憶から抹消されていたのでした。
ナキタロウとは、一緒に海を漕げそうもなく遠のいてしまっていたのです。
そんな横君も、ウィスパー艇を購入し海を漕げるようになりたいとの事で、先輩なりに全力サポートするのでした。

駒崎先生には、ナメきったナメタロウなので厳しくスパルタでとお願いしました。

ちぇっ、つまらないなぁ~と言った感じです。


県境超え解禁の初週末となり、自分も今年初海デビュー、お揃いでウィスパー2艇です。
駐車場がオープンしている横須賀の海を選定しました。
ルートは、自主トレコースでもある猿島一周の約20キロです。
天気も良さそう、風も微風で条件良さそう。
試練は、逆潮なぐらいのはずでした…

横君:「この手の見ると、なんでもロボット兵に例えてないっすか!」
いきなりきましたよ。ナメタロウ!

(ーoー)y~~~ぷかーっとナメタロウ全開モードになるのでした。


潮流の影響で往来する船の速度が様々で、直行横断作戦は危険そうなため平行横断作戦を試みました。
平行横断作戦とは?
図の右が平行横断作戦です。
防衛大バイキング船後方から
タイミングを見計らって横断するのです。
バイキング船の後方に付けタイミングを見計らって
自分:「横、行くぞー!」
横:「オーッ!」
二人の掛け声とともに
バイキング船の側方に付けたのでした。
防衛大バイキング船の学生達は、
後方から側方に付いたウチらを、
挑戦してきたと思ったらしく、
妙に盛り上がってしまいました。
学生達:「カヌーが来たぞー!」
「カヌーに負けんな!」
「パドルに追いつかれんぞー!」
叫んできました。
自分:「防衛大に負けねーぞ!」
思わずで叫んしまい
宣戦布告となったのです(笑)
防衛大バイキング船vsウィスパー2艇
多分、世紀の初対決ではないでしょうか。

無駄に疲れたのでした。
小休憩してると、沖から風が吹いてきて海面ざわついてきたのです。
無駄に疲れたナメタロウに次の試練がやってきました。

さぁ、ナメタロウはどうなったでしょう。沖からの風なので岸まで流されちゃったかな?

よーく見ると、波にもまれながらパドル動いてるので大丈夫だろうと。
ナメタロウに先輩の威厳ってヤツを見せつけてやりました。

※猿島は上陸禁止です。

しかし「大丈夫?」なんて優しい声を掛けようものなら、泣き事言って、猿島一周しそうもない奴なので、追いつく寸前に出発です。
(本人談より、泣き事言って猿島一周したくなかったそうです。)

「オレ、もうこれ以上カヤック操作できませーん!」と言い始めました。
出ましたよ。ナメタロウ→ナキタロウにバージョンアップです。

ナキタロウよ!やればできるんです!
経験値もバージョンアップしたはずです。

シートのセッティングが合わず腰痛が襲い、さらに天気が急変し土砂降りの雨も襲ってきたのです。

ちなみにここのお店は『ダイニング風』

始めて入りましたが、テラス席があり、ずぶ濡れカヤッカーも歓迎してくれました。五つ星認定です。

海鮮丼も美味しゅうございました。
腹減ってたので、写真撮るの忘れ食いかけでスンマセン。

横君
ここはオレの海だと言わんばかりに海を眺めて、自分に酔いしれるのでした。

横君よ、頑張った!今回は一緒に海を漕いだこと生涯忘れることはないでしょう。
防衛大バイキング船とのバトル、逆潮と横風横波に翻弄され、猿島三角並みでの泣き事は許されず、腰痛と土砂降り雨に襲われ、横君も、さぞ思い出に残るウィスパー海デビューとなったことでしょう。
先輩からの一言
近いうちに、防衛大バイキング船にリベンジ挑むぞ!心して鍛錬する事!