復活の海 三陸海岸 Grastream & MESA(前編)



はじめに、グランストリーム(MESA共同企画)のツアーが三陸で開催とあれば、関東在住の自分が行かねばと思った次第です。
三陸は好きな場所ですし、2年ぶりに三陸(前回)の海で遊べることが何よりも楽しみでした。
今年はいくつかの遠征を計画しており、第一弾の開幕です。

実際訪れると、震災の爪跡は未だ残っております。
自分なりの復興支援は、三陸の海で遊んで、三陸の良さを伝えることと思ってます。
という言い訳で、気持ちよく散財するのでした…

フェザー艇とちょっと色褪せた少年の頃の冒険心を積み込み、深夜さいたまから550kmの道のりを走り抜けます。
っと、カッコいいこと言いながら、途中からK先輩の豪華ハイエースに乗り換え、テレビ見てるだけでした^^;
K先輩往復運転有難うございました。
釜石のMESA事務所前に着くと、海岸線から離れてるこんな所まで、津波が押し寄せていたことに驚きました。
津浪到達の地でカヤックを組んでると、人の良さそうなMESAの草山さんと真っ黒に日焼けした大瀬さん達が現れました。
ところで2人は何を指差してるんでしょ?
指してる方向違うし、俺は何故に脇の下押さえているのだ?!
最近は、シラフでもすぐに忘れてしまうと言う特技「物忘れ」が身に付きました。おかげで悩みがございません。(お金もございませんけど)
ミーティングして出艇場所に移動です。
広々してるし、空いてるし、駐車は無料だし、時間の流れがゆっくりなのです。
「三浦」と「三陸」、一文字違いでこうも変わるの?!
後輩のN君のカメラにこんな写真ありました。古いK1だけど気に入ってるんだなぁと思いました。
大瀬さんも、若人が20年選手のK1に乗って遊んでることを嬉しいと言ってました。ダメ先輩も嬉しいよ。
古くても堀田氏をはじめレジェンド達が、日本中いや世界中遊び尽くした名艇です。絶対の信頼があるってもんです。
地元MESA草山さんガイドによるツアー開始です。
出艇する頃には朝霧が出て、エメラルドグリーンの海と相まって雰囲気抜群です。
ここまで読んでました?
今回の参加の方々(関東のアホ4名除く)
黒いK1でフェザー艇をほぼ全種類お持ちというM社長さん。海危ないから、あまり1人で漕ぎ行かないとお茶目な方でした。
ティールのウィスパーのSさん。美人でティールが似合ってました。
鈴木ご夫婦(ガイド兼) 黄色のウィスパーの奥様(くろさん)は伊豆でガイドをしていた凄腕です。
旦那様は、自分と同じカーボンのカサラノです。 同じカヤックで恐縮です。
総勢10艇の大船団になるのでした。
草山さんから、三陸の海岸線や地形のことなど教わりながら、漕ぎ進んできました。
エメラルドグリーンの海、白い砂浜、岩肌に松の景色を眺めてると、三陸に来たなぁと思うのでした。
水路あり
洞門あり
この辺りの岩を見ると
何とも摩訶不思議な岩模様になってました。
風裏で凪だし穏やかな海でした。海が荒れるのは嫌ですが、景色も見慣れてくると漕いでて飽きません?
後輩をからかって遊ぶのでした。
ほどなくして玉砂利風の綺麗な海岸でランチタイム。
ランチ食べながら、石を眺めてると、角ばった石と丸い石が混ざっているのです。
他の海岸では見たことないので、三陸ならではかなぁと思うのでした。
この海岸奥の森は、津波で流されてしまったそうです。
ランチ後、海岸を奥を探検しようと2週ぶりに「沼口浩探検隊」の出番です。
こんな奥地にまで津波が押し寄せた形跡が残ってました。
帰路に向かいます。
大瀬さんの代名詞でもある、黄色のヘロンを見るのはお初です。
真っ黒に日焼けした筋骨隆々の身体に、ビックなヘロンは凄い存在感を放ってました。
K1とヘロン、新旧遠征艇が並び兄弟のようです。
夜の部も草山さんガイドにより、呑ん兵衞横丁に繰り出しました。
あれっ、新旧遠征艇の兄弟が、いつの間にやら服もブラザーになってました^^
「とんぼ」と言うお店に案内していて頂きました。
控えめな女将さんから出される料理は、煮つけ、ホヤ、カジキ、クジラとどれも絶品でした。
あまりに美味しく、草山さんに「夜のガイドの方がイケてます!」と暴言を吐いたくらいです。
お役所から仮設店舗の撤去が言い渡され、現状での運営は残り少ないそうです。(すみません、酔っ払ってあんまり覚えてません^^;)でも年内にもう一回ぐらい飲みに行きたいです。いや、行きます!
徹夜明けで遊びまくったので、MESAの艇庫で泥のように眠るのでした。
翌日、自分を知る人は分かってると思いますが、おはようの挨拶代わりに、
「あったまイテェ、二日酔いだわ…」 といつものセリフで始まるのでした。

2日目(後編)に続く


今回の目的の1つに、 グランストリームから中古で購入したカサラノにもあるのです。
前所有者が乗れる機会が少なくなり、家で眠っていても舟が可哀そうとの事。乗れる人に使って欲しいとの希望でした。
他に欲しい方(カサラノ貯金をされてた方)も家庭事情により購入できず、自分のところに巡ってきたのです。
諸々の想いもあり、大瀬さんにカラサノ乗っている姿を見せたかったのです。

2 comments

    • masa says:

      今回でツアーの良さを覚えました。
      ホヤ美味かったっす!

      9月の三陸は荒れやすいのですが、
      シルバーウィークにリベンジ検討中です。
      テント泊なので直近で決めますが、如何でしょうか。

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