羽田空港一周は、以前はカヤックのメジャールートだったが、約10年前のD滑走路増設に伴い、
漕距離が長く難ルートになってしまった。
綿密かつ緻密な秒単位の計画を立て、難ルート攻略に挑んだ4人の男達の物語である。

D滑走路のおかげで、羽田便が増え東京からもハワイに行けるようになったんです。

※ウッソ。お昼休みに2,3分で立てた計画です。潮流乗って楽して一周しようってとこです。

D滑走路増設後に羽田一周した友人知人がおらず、未開ルート状態で実際はどうなんでしょう?
しかし事前に分かった難問が。
難問1:上陸ポイントが極端に少ない。

今回、難ルートエリアに挑む、館林のSさん。
カフナのフレーム1本忘れてしまったそうで、しわしわでお婆ちゃんのオッパイのようなカフナです。

確かに婆ぁオッパイ風のカフナには見えません!

パドル忘れて遠くの駐車場まで取りに戻るという、まさかの登場で盛り上げます。
まだ、マスクしたままで動揺が隠し切れず、今回の難ルートの困難さが伺えます。

ウィスパー乗りで雑誌に掲載されたばかりなのに・・・
まさかの途中組み直すというハプニングに緊張が走ります。


もし、お腹壊したらどこにも上陸できません。不安まみれの出艇となりました。

もし、漏らしてしまったらカヤックは汚れませんが、下半身ウ〇コまみれで終日漕ぎ続けなければいけません。
想像するだけで恐怖です!

左から、婆ぁ乳のS、ノーパドルのR、マゾ全開のH、撮影者の自分でウ〇コゆるめのM、別な意味でツワモノ揃いました。
背景の看板は、彼らの意気込みが現れているといっても過言ではないでしょう。

斬鉄剣で、くだらぬモノを切った残骸かと。
違ったみたい。羽田可動橋という使われなくなった道路だそうな。

この橋は、工事中にて地図に載ってないだけでした。

綿密かつ緻密な秒単位の計画が功を奏しました。

皆、取り憑かれたように飛行機着陸ポイントに吸い寄せられて行くのです。
難問2:飛行機見た満足病にかかってしまう。

うぉー!すげぇー!やべぇー!かっけぇー!

「もう満足、一周しなくても良くない?」
「こんな大迫力見れたから、もう満足だよ」
「ここでビール飲みたくない?」
こんな会話が始まるのでした。

A滑走路誘導灯下部を漕ぎ抜けて行きます。

アインシュタインが唱えた地球の反対側に通ずる出入口です。こんなところにあったとは。
違ったみたい。海ほたるの換気口だそうな。

しかしそこには、鉄柱が果てしなく並ぶ異様な光景に一同唖然とします。
難問3:D滑走路長過ぎる。

D滑走路鉄柱地獄に落ちていきました。

ふと、我に戻ります。
※エキスパンションジョイント
地震や熱による変形を考慮した隙間のこと。
橋を渡った時に、ガタンというあれです。

Rさん:「さっきから何分漕いだ?」
Hさん:「まだ10分しか経ってないよ」
時間の感覚まで奪われ始めました。


管制塔から小舟ちゃん達は見えるのでしょうか。

飛行機離陸を間近で眺めながらのオ◯ッコは格別です。
スチョワーデスさん空から見て~♪

D滑走路と違い、景色があるってだけで最高です。

また、お付き合いお願いします。


橋の向こうにスタートした大森ふるさとの浜公園が見えてくるのです。

全員無事の帰還に、一同全く盛り上がりません。
「距離以上に長く感じたなぁ…」
「なんか無駄に疲れたかも…」
「着陸動画アップしたから、
行きたいっていう奴いるよ…」
「オレは、もうゴメンだよ…」
「オレも、一回で充分だよ…」
「着陸現場で、Uターンがベストじゃね…」
こんな会話で締めくくられるのでした…
GPSログ


大潮での潮流の影響か、つまらなくて速くなったのかは不明です。

とにかく上陸ポイント少ないので、海が荒れたらエスケープルートないです。D滑走路は、ホントの地獄となることでしょう。
各滑走路の誘導灯をチェックポイントにすると良いと思います。
天候・海況が安定し、海を30km程度を漕げる人であれば問題ないと思います。(自己責任にて)
おつかれさまでした。
まあ距離はそこそこ、にしては比較的に楽な漕ぎでした。海況を選べば今回のルートはほぼほぼ流されっぱなしですから… (笑)
醍醐味はやはりスポッターも羨ましがるほどの旅客機の迫力のランディングを直近で見れること、
一度は必ず行っておきたい場所ですね(笑)
おつかれさまでした。
次は、着陸場所まででいいでしょうか^^;
あささん来る際は、
豊洲~お台場~ゲートブリッジ~(1泊)~羽田~川崎
東京湾周遊ルートを考えてみます。
また、宜しくお願いいします。